高齢者が快適な介護サービスを受けることができ、日々笑顔で暮らしていくためには入居前の下調べと事前の条件確認が重要です。特に本人の意志や希望、身体状況、費用面は明確にしておきましょう。
まずは焦って契約して後悔しないためにも、老人ホームを選ぶ家族側の心構えを知っておきましょう。
老人ホームを決める際、複数の施設の見学を勧めるには理由があります。
それは、施設によって雰囲気・サービス・スタッフの教育レベルなどが本当にさまざまだからなのです。
パンフレットだけでは分からない、清潔感・臭い・室温など、暮らしやすさに関わる重要なポイントは、直接肌で感じてみないと分かりません。ですから、もし最初に見学したホームが気に入っても即決はしないこと。複数の施設を比較検討することで、より満足度の高い老人ホームに出会えることでしょう。
老人ホームへ入居する際、事前に本人が契約していないのならば身元引き受け人となる家族が老人ホームを選び、契約することになります。
そんなとき知っておきたい5つのポイントがこちらです。
通常、有料老人ホーム選びでは1~2ヶ月程度時間が必要です。
突然、身内に介護が必要になった場合。親戚同士での話し合い、経済的負担の分配など、考えるだけで頭が痛くなることばかりです。
以前は有料老人ホームといえば高級で、一部の人しか入居できないものとされていました。しかし今は中級階層を対象にした老人ホームが続々と誕生しています。
もし老人ホームに入居することで介護問題が解決するならば、家族の選択肢は大きく増えることになるでしょう。
もしものときに焦って決めてしまい、のちに後悔しないために、事前に家族の現状と希望などを照らし合わせ、老人ホーム選びには少なくとも1ヶ月程度の時間を用意しておきましょう。
有料老人ホームを選ぶ際の3大ポイントが「サービス・場所・価格」です。
サービスは高齢者の身体状況によって求めるレベルも変わっていきます。場所は家族との距離が離れすぎないことが大切です。価格は入居者本人やその家族の経済状況からある程度算出することができます。
この3つの希望を具体的にしてから老人ホーム選びは始まると言っても過言ではありません。
また「条件にぴったりの施設で口コミでも評判が高く人気がある」という施設でも、自分たちには合わないという場合も多々あります。
同じ条件でも「快適な老人ホーム」は人によって違うことも覚えておきましょう。
自分の目で見て確認し納得のいく老人ホームが、その人たちにとっての「良い老人ホーム」なのです。
約10社程度の施設を比較すると老人ホームの大まかな概要がつかめると思います。
専門家でない限り、老人ホームとの契約など長い人生のうちで1~2回という人がほとんどではないでしょうか。
ですから、知らないことがあって当たり前なのです。知らない事柄を自覚するためにもたくさんの老人ホームのパンフレットや資料を比較してみましょう。
すると専門用語の意味すること「入居一時金」の金額が施設によって違うこと、「入居人数と介護スタッフの数」の違い、「介護サービスの価格の違い」など新しい気付きや発見があるはずです。
自分が入居する気持ちで、その施設を見学してください。
見慣れない老人ホームに見学に行った際、その施設の豪華さ目新しさに目を奪われ肝心のことを見逃してしまう人が多いようです。そんな事態を防ぐためにも見学はなるべく多くの施設を見て回りましょう。
施設の雰囲気にのまれないためには、場数を踏むことも大切です。冷静な判断ができるようになったら高齢者の立場で見学をしてください。
もし高齢者が要介護状態だった場合「おしゃれなロビー」よりも必要なのは「移動しやすい廊下」です。また「ワイワイ楽しい共用スペース」も大切ですが「プライベートが守られる空間」も必要になります。
老人ホームが答えにくい質問は、入居する側から見たら全て重要なポイントになります。
「まだ入居を決めてないからあまり突っ込んだことは聞かないでおこう」。もしあなたがこんな気持ちを持っていたら、それは大きな間違い。こんな遠慮から入居後に金銭トラブルが発生したり、入居者の違和感、施設への不信感などにより、高い入居一時金をふいにして早々に退去してしまう場合もあるのです。
そしてこのような質問に対する答え方で、その老人ホームの質や現状も自ずと見えてくるもの。
大切な身内が住むことになるのですからムダな遠慮や心遣いは不要です。気になるところがあれば入居する・しないに限らず、施設担当者にすべて聞きその疑問を解決しておきましょう。
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