人生の最後を迎える老人ホーム。だからこそ、入居後に後悔しないため事前に最低限チェックしておくポイントをご紹介します。
有料老人ホームは民間企業です。
ですから老人ホームに入居者が一定以上いなければ経営が成り立ちません。もし「今すぐ契約しないと部屋がなくなりますよ!」など契約を急かすようなセリフがでてきたら要注意。
老人ホームは買って終わりではなく、入居してからどれだけ豊かに暮らせるのかが大切です。契約よりもまずは自分たちのサービス内容をしっかり伝えてくれる、そんな老人ホームを選びましょう。
老人ホームを見学する際、必ずもらっておきたいのが「入居契約書」「重要事項説明書」「財務表」です。これらをじっくりと検討することで入居後のトラブル発生を回避することができます。
通常見学後施設に納得した後は体験入居となりますが、その間に時間をかけて契約内容をチェックするためにも上記3つの書類は事前にもらっておきましょう。
介護サービスは人と人とのコミュニケーションです。
入居者が安心して暮らすためには介護スタッフの「質」がとても重要になります。たとえ大人数のスタッフが配置されていても、その「質」が悪ければ満足のいく介護サービスを受けることはできません。パンフレットに書かれている理念よりも実際に介護してくれるスタッフの「質」を見極めましょう。
スタッフの態度が悪い老人ホームは絶対に選んではいけません。
オープン直後ではないのに空室が多い老人ホームは要注意です。
介護サービスに問題がある可能性や経営上にも不安が残ります。もし入居後に突然倒産・事業閉鎖が行われた場合、サービスが止まってしまうだけでなく高額の入居一時金が戻ってこない場合もあります。
オープン2年以降にもかかわらず入居率50%以下の施設には注意しておいた方がよいでしょう。
有料老人ホームのパンフレットには、「豊かな老後」「安全設計」「24時間万全の介護」など抽象的で、あいまいな安心感を得られる言葉が多く掲載されています。ですがこれらの文章や文字はサービス内容を特定するものではありません。あくまでもただのイメージだということを覚えておきましょう。
実際の見学の際も「たぶん大丈夫」「その介護レベルでも、ほぼこちらで介護できます」などと曖昧な説明をする老人ホームも要注意です。
特に介護サービス内容については具体的な例や数字で示してもらいましょう。例えば「廊下、浴室はバリアフリー。施設内は段差がないので車椅子で自由に移動できます」「昼は10名、夜は3名の介護士で入居者30名を介護しています」など。
逆に具体的に答えられない施設は良い老人ホームとは言えません。
有料老人ホームで行われている「運営懇談会」とは施設側が主宰し、入居者と家族の3者によるサービスや問題などについて話し合う場所です。
大抵は契約書にこの内容が盛り込まれている場合がほとんどですが、実際には「定期的」に行われていないところが多いようです。
入居者側にとって老人ホームからの情報開示は入居者が知るべき事柄がたくさん含まれていますし、経営やサービスを図る上でも大切なものです。なにより3者をつなぐ大切な会議だからこそ、この会議が行われてないところは他に該当する機会があるかどうかきちんとチェックしておきましょう。
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