体験入居が終わり疑問や不安が解決したら、いよいよ本契約です。
契約後は引っ越しの手続きを行い、その後ついに新たな生活が始まります。この流れがスムーズに行くよう準備しなければならないこと、考えておきたいことについて学んでいきましょう。
有料老人ホームと契約する際、通常入居者の著名捺印以外に身元引き受け人が2名必要になります。身元引き受け人はとても重要な役割で、支払いが滞った場合など連帯責任が伴うことになります。
また、入居者が退去する場合にも本人はもちろんその備品などについても引き受ける義務が発生することを覚えておきましょう。
契約の際立ち会いは必須で、事前に健康診断書の提出や費用の支払い方法の明記、入居後の連絡方法や事務手続きなどが必要な場合もあり、役割は多岐に渡ります。
すでに運営が始まっている有料老人ホームは、入居者側の希望が通ることがほとんどです。しかし新設の老人ホームになると、入居時の混雑を防ぐため老人ホーム側からの指定日に従うことが多いようです。
また入居初日はとても不安になる高齢者が多いものなので、家族もできるだけ予定を合わせ同伴できるよう協力をあおぎましょう。
入居者の住所が変わるため、主なものでは「住民票」「年金」「健康保険」の手続きを変更する必要があります。また月額費用を口座引き落としにした場合は、新たな口座を開設したり引き落としの手続きをとらなければなりません。
担当の公的機関が違うなど、意外に時間がかかってしまいます。近々になって慌てないように準備を進めておきましょう。
老人ホームに入居する際、困るのが「何を持って行くのか」という点です。
入居者の愛用品をそのまま老人ホームに持って行くことは、スペースが限られているため不可能です。そのため必要最低限なものに加え、使い慣れたものを持ち込むことがおすすめです。
新しい生活を始めるために新たに新品の家具などを購入する方も多いのですが、使い慣れたもの以上に使いやすいものはないことを覚えておきましょう。
老人ホームに入居したから家族の役割が終わりというものではありません。
これまでの生活パターンと全く違う新たな暮らしをしている入居者に対し、できるだけ精神的なサポートをしてあげましょう。入居者本人が自覚していなくても、無意識のストレスから食欲が減退したり、体調を崩してしまう人も多く見受けられます。
入居直後は老人ホーム側も慎重なサポートをしてくれますが、やはり家族の訪問が一番の癒しになるようです。
入居者の豊かな暮らしは、全てを老人ホームに任せることではありません。
普段から、入居者の家族と有料老人ホームが信頼を築き上げることが必要不可欠です。例えば老人ホームが提供するケアプランをより充実させるためには、家族の意見や希望がとても重要です。都合により訪問できない場合でも、電話で入居者の状況を確認することもコミュニケーションのひとつとなります。
普段から積極的に連携しやすい状況を作っていきましょう。
入居前にいくら慎重に老人ホームを選んでも「実際に生活してみたらここが違った」「もっとこうして欲しい」という希望が自然と出てくるものです。
そんなときは家族が入居者の意見を聞き、老人ホーム側に「希望」としてぜひ伝えましょう。小さな不満も、積もっていけば大きなクレームやストレスにつながっていきます。
入居者本人は「発言後気まずくなるのではないか」という想いからなかなか不満や改善点のお願いをすることができないものです。そんなときこそ、訪問した家族が入居者の気持ちを汲みサポートしてあげてください。
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